小学校入学前の朝の支度が遅い時に見直したいこと

入学準備|朝の支度

小学校入学前の朝の支度が遅い時は、声かけより流れを見ます

小学校入学が近づくと、「朝、時間どおりに家を出られるだろうか」「着替えが遅い」「朝食に時間がかかる」「毎朝、早くしてと言い続けてしまいそう」と不安になることがあります。

朝の支度が遅い時、子どものやる気や性格だけで考えると親子で疲れやすくなります。実際には、前日の準備、寝る前の流れ、起きてからの順番、物の置き場所、親の声かけの多さが重なっていることもあります。

この記事では、小学校入学前に朝の支度で見直したいこと、起床から出発までの流れ、親の負担を増やしすぎない工夫を扱います。

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この記事に出てくる用語

朝の支度は、朝だけで完結しません

朝の支度が進まない時、起きてからの動きだけを見てしまいがちです。けれども、前日に服や持ち物が出ていない、寝る時間が遅い、朝食の前に遊び始める、ハンカチや帽子を毎朝探しているなど、朝以外の準備が影響していることもあります。

文部科学省は、子どもの基本的な生活習慣づくりとして「早寝早起き朝ごはん」の取組を案内しています。家庭で朝の支度を軽くしたい時も、起きる時刻だけではなく、寝る前の流れや朝食の時間を合わせて見ます。

まずは「早くして」と声を増やす前に、子どもが次に何をするか分かる状態になっているか、朝に探す物が多すぎないかを確認します。

前日の準備 服、持ち物、連絡袋、ハンカチなどを朝に探さない形にします。
朝の順番 起床、朝食、着替え、洗面、持ち物、出発の順番を見ます。
出発前の余白 靴を履く、トイレへ行く、忘れ物を見る時間を少し残します。

声かけを増やす前に、見える形へ変える
朝の支度は、言葉だけで動かそうとすると親の負担が増えやすくなります。順番表、置き場所、前日の準備など、子どもが見て動ける形も考えます。

朝の支度で見たい6つのポイント

朝が遅い時は、どこで時間がかかっているかを分けて見ます。全部を一度に変えようとせず、重くなっている場面を一つずつ確認します。

起きるまでの時間 起こしてから動き出すまで、どのくらい時間がかかるかを見ます。前日の疲れや寝る前の流れも関わります。 起床
朝食にかかる時間 食卓に着くまで、食べ始めるまで、食べ終わるまでのどこで止まりやすいかを見ます。 朝食
着替えの止まりやすさ 服を選ぶ、脱ぐ、着る、靴下を履くなど、具体的にどこで時間がかかるかを見ます。 着替え
洗面・トイレのタイミング 出発直前に重ならないよう、朝の順番に入れられるかを考えます。 身支度
持ち物の置き場所 ランドセル、帽子、ハンカチ、名札、連絡袋を朝に探していないかを見ます。 持ち物
親の声かけの量 何度も同じことを言っていないか、言葉以外の工夫に変えられるかを見ます。 声かけ

よくあるつまずき

朝の支度が遅い時は、子どもが動いていないように見えますが、実際には「何から始めるか分からない」「選ぶものが多い」「物を探している」など、朝の流れに理由がある場合もあります。

  • 起きてからぼんやりする時間が長い
  • 朝食の前後で遊びに移ってしまう
  • 服を選ぶ時間が長く、着替えが始まらない
  • 靴下、ハンカチ、帽子、名札を朝に探している
  • 親が何度も声をかけ、親子ともに疲れている
  • 出発直前にトイレや忘れ物確認が重なる
  • 通学班や集合時間が気になり、親の焦りが強くなる

遅い場所を一つだけ見る
朝全体を一気に変えようとすると負担が大きくなります。まずは、着替えだけ、持ち物だけ、朝食だけなど、一つの場面から見直します。

前日に回しやすいこと

朝の支度を軽くしたい時は、朝にやることを減らすのが一つの方法です。前日に回せることを少し作ると、朝の声かけが減りやすくなります。

服を出しておく 朝に服を選ぶ時間が長い場合は、前日に候補を決めておきます。
持ち物を一か所へ置く ランドセル、帽子、ハンカチ、連絡袋などをまとめておきます。
名前つけを早めに済ませる 朝に「これは誰の物か」を確認しなくてよい状態にします。
朝食の候補を決める 朝に迷う時間を減らすため、家庭で出しやすい形を考えます。

夜に詰め込みすぎない
前日に回すといっても、夜の負担を増やしすぎると続きません。服を出す、持ち物を置くなど、一つから始めます。

朝の流れを見える形にする工夫

子どもに何度も言葉で伝えるより、朝の流れを見える形にすると、親の声かけを少し減らしやすくなります。

起きる カーテンを開ける、顔を洗うなど、最初の動きを決めます。
朝食を食べる 食卓に着くまでの流れを短くします。
着替える 服を置く場所を決め、朝に探す時間を減らします。
洗面・トイレ 出発直前に重ならないよう、順番に入れておきます。
持ち物を見る ランドセル、帽子、ハンカチ、連絡袋をまとめて確認します。
靴を履いて出る 靴を履く時間も出発前の流れに入れておきます。

共働き家庭で気をつけたいこと

共働き家庭では、朝の時間が限られやすく、親も出勤準備をしながら子どもの支度を見ることになります。すべてを朝に確認しようとすると、親の負担が大きくなりやすくなります。

朝に親が見られる範囲 親が全部見る前提にせず、子どもが自分で見られる場所を少し作ります。 親の時間
夜にできること 翌日の服や持ち物を、前日に少しだけ見ておきます。 前日準備
急な予定への余白 体調、天気、忘れ物、きょうだいの支度で予定がずれることも考えます。 余白
きょうだいの支度 下の子や上の子の支度と重なる場合は、置き場所や順番を分けます。 家庭全体

急がなくてよいこと

入学前に朝の支度を整えたいと思うと、すぐに完璧な朝を作ろうとしがちです。ただ、家庭の朝には日によって差があります。急ぎすぎない方が続けやすいこともあります。

一人で全部できること 最初は親が横で流れを見ながら、少しずつ任せる形でも構いません。
毎朝同じ速さで動くこと 疲れた日や天気が悪い日は、いつもより時間がかかることもあります。
朝に全部確認すること 持ち物や服は、前日の夜に少し移す方法もあります。
声かけを完全になくすこと 声かけを減らす工夫はできますが、親の確認が必要な日もあります。

入学前に試しやすい順番

朝の支度を入学前に試す時は、実際の登校日に近づける前に、休日や余裕のある日に流れだけ見てみる方法があります。

今の朝にかかる時間を見る 起床から出発まで、どこに時間がかかるかを見ます。
前日に一つ準備する 服、持ち物、ハンカチなど、朝に探しやすい物から減らします。
朝の順番を見える場所に置く 言葉だけでなく、順番が見えるようにします。
出発前の時間を少し残す 靴、トイレ、忘れ物確認のために、数分の余白を考えます。
うまくいった形を残す 動きやすかった順番や置き場所を、家庭の基本パターンにします。

よくある質問

Q. 朝の支度が遅い時、まず何を変えるとよいですか?

起こす時刻だけでなく、前日の服や持ち物、朝の順番、朝食にかかる時間を見ます。まず一つだけ変える方が続けやすくなります。

Q. 子どもが朝にぼんやりして動きません。

前日の疲れや寝る前の流れが関わることもあります。朝だけでなく、夜の過ごし方や起きて最初にすることを見てみます。

Q. 毎朝、声かけが多くなります。

順番表、置き場所、前日準備など、子どもが見て動ける形に変えると、声かけを少し減らしやすくなります。

Q. 入学前に一人で支度できるようにした方がよいですか?

最初から一人で全部を目指さなくても構いません。親が見ながら順番を覚え、少しずつ任せる形で考えます。

マナより

入学前の朝の支度を案内するマナ

マナより

朝の支度は、子どもに急がせるだけでは軽くなりにくいことがあります。前日の準備、置き場所、朝の順番を少し見直して、家庭で回しやすい形を作っていきましょう。

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