市販ドリルをすぐ終わらせる子にどう使う?雑にならない見方

家庭学習・通信教育|市販ドリルの使い方

市販ドリルをすぐ終わらせる子にどう使う?雑にならない見方

市販ドリルを始めたものの、子どもがあっという間に終わらせてしまう。答えは書いてあるけれど字が乱れている、問題をよく読んでいない、丸つけをすると間違いが多い。そんな時、親は「もっと丁寧にやってほしい」と感じやすくなります。

ただし、すぐ終わらせることだけで、子どもの学び方を決めつける必要はありません。早く終わらせたい理由には、量が多く見える、終わった後に遊びたい、問題が簡単すぎる、直される前に済ませたい、書くこと自体が負担など、いくつかの背景があります。

市販ドリルは、ページを進めることより、家庭で何を確認したいかを決めて使うことが大切です。この記事では、すぐ終わらせる子にドリルをどう使うか、雑にならないために家庭で見たいポイントをまとめます。

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この記事に出てくる用語

先に短く言うと

市販ドリルをすぐ終わらせる時は、量を増やす前に、何を見たいドリルなのかを決めます。正しく読めているか、考え方を確認したいのか、机に向かう習慣を作りたいのかで、使い方は変わります。

まずは、1ページ全部を任せるより、見る問題数を少なくする、丸つけ前に自分で見直す時間を入れる、字の丁寧さと正答率を同時に求めすぎない、という形にすると続けやすくなります。

この記事で見ていくこと

  • 市販ドリルをすぐ終わらせる時、どこを見ればよいか
  • 雑に見える理由の分け方
  • 量を増やす前に確認したいこと
  • 丸つけ、見直し、声かけの工夫
  • 市販ドリルと通信教育の使い分け
  • 家庭学習の始め方チェックへ進む目安

すぐ終わらせる理由を一つに決めない

ドリルをすぐ終わらせる様子を見ると、「雑にやっている」と感じやすいものです。けれども、子どもが早く終わらせる理由は一つではありません。

終わらせることが目的になっている 遊びたい、早く自由時間にしたい、親に見せて終わりにしたい場合があります。
内容が簡単すぎる 問題が易しく、考えるより作業のように進めていることがあります。
書くことが重い 字を丁寧に書くことや、同じ形式を続けることが負担になっている場合があります。

「雑」と決めつける前に、何が速くなっているのかを見ます。
読むのが速いのか、考えずに答えているのか、書くところを急いでいるのか、見直しをしていないのかで、家庭での声かけは変わります。

家庭で確認しやすいポイント

市販ドリルをすぐ終わらせる時は、ページ数だけではなく、どの部分が雑に見えるのかを分けます。

家庭で見たいこと

  • 問題文を読んでから答えているか
  • 数字や文字の書き間違いが多いか
  • 似た問題をまとめて飛ばしていないか
  • 分からない問題を空欄にせず適当に書いていないか
  • 丸つけ前に見直す時間があるか
  • 字を丁寧にすることと、正しく考えることを同時に求めすぎていないか
  • ドリルの量が多すぎて早く終わらせたい流れになっていないか
  • 親の丸つけや直し方が重くなっていないか

「早いけれど合っている」のか、「早くて間違いが多い」のか、「合っているけれど字が荒い」のかで、次に見ることは変わります。

量を増やす前に、使う目的を決める

すぐ終わると、親は「もっと量を増やした方がよいのでは」と考えやすくなります。けれども、量を増やす前に、ドリルを何のために使っているかを決めることが大切です。

習慣づくりが目的 短く終わっても、毎日机に向かう入口として見ることができます。
理解確認が目的 正答だけでなく、どう考えたかを一問だけ聞く方法があります。
文字や数字の練習が目的 問題数より、書く量や丁寧に見る場所を絞ります。
苦手確認が目的 全部解かせるより、間違えた問題の傾向を見ることを優先します。

目的が決まると、親の見る場所も減らせます。
今日は習慣、今日は見直し、今日は字の形、今日は計算の考え方。このように一つに絞ると、ドリル時間が重くなりにくくなります。

雑にならないための使い方

ドリルを雑に終わらせることが気になる時は、ページ数を増やすより、途中に小さな確認を入れる方が効果的な場合があります。

今日見る範囲を先に決める 1ページ全部ではなく、半ページ、3問、1段など、終わりが見える量にします。
始める前に見る点を一つ伝える 「今日は問題文を読む」「今日は数字をゆっくり書く」など、一つだけにします。
丸つけ前に一度見直す 親が見る前に、子どもが自分で一つだけ見直す時間を作ります。
直す量を絞る 間違い全部をその場で直すより、今日見る一問だけにする日を作ります。
終わった後を短くする 長い反省をせず、次に見る点を一つだけ残して終えます。

親子でぶつかりやすい声かけ

ドリルを早く終わらせる子に対して、親は「もっと丁寧に」「ちゃんと読んで」と言いたくなります。ただ、抽象的な声かけが続くと、子どもには何を変えればよいか分かりにくいことがあります。

見直したい声かけ

  • 「雑にしないで」とだけ言う
  • 終わった後にたくさん直す
  • 速く終わったこと自体を責める
  • 字、姿勢、正答、時間を同時に見る
  • 全部やり直しにする
  • 次のページをすぐ追加する
  • ドリルの進み具合だけで判断する

声をかけるなら、「この問題文をもう一度見よう」「数字の向きだけ確認しよう」「丸つけ前に一問だけ見直そう」のように、行動が見える言葉にすると伝わりやすくなります。

丸つけと見直しの負担を軽くする

ドリルが雑になる背景には、丸つけ後の直しが重いこともあります。間違えた後に長く直されると、子どもは早く終わらせることだけを目指しやすくなります。

丸つけ前 子どもが自分で一問だけ見直します。全部ではなく一つで構いません。
丸つけ中 親は間違いを探すだけでなく、どの種類で間違えたかを軽く見ます。
丸つけ後 直す問題を絞り、次回見る点を一つだけ決めます。

正解数だけでなく、止まった場所を見る

正解数だけを見ると、早く終わらせたかどうかに目が向きやすくなります。どの問題で手が止まったか、どの形式で間違えたかを見ると、次の声かけが考えやすくなります。

市販ドリルと通信教育を比べる前に

市販ドリルをすぐ終わらせると、「通信教育の方が合うのでは」と考えることもあります。逆に、通信教育を嫌がるため、市販ドリルへ戻したい家庭もあるでしょう。

比べる前に、家庭で何を負担に感じているかを見ます。親の丸つけが負担なのか、子どもが同じ形式に飽きるのか、量の調整が難しいのかで、選び方は変わります。

比べる前に見ること

  • 親が丸つけを続けられるか
  • 子どもが紙に書く形式を嫌がっていないか
  • 問題量を家庭で調整しやすいか
  • 一人で進める時間を少し作りたいか
  • 宿題との両立ができる量か
  • 教材を変えたい理由が、内容なのか使い方なのか

よくある質問

Q. 市販ドリルをすぐ終わらせる時、量を増やした方がよいですか?

量を増やす前に、正しく読めているか、見直しをしているか、目的に合っているかを見ます。習慣づくりが目的なら、短く終わることも一つの形です。

Q. 字が雑で気になります。

字の丁寧さと正答を同時に求めると重くなりやすいです。今日は数字の向きだけ、今日は一文字だけ、のように見る点を絞ります。

Q. 間違いが多いのに早く終わらせます。

丸つけ前に一問だけ見直す時間を入れる方法があります。問題文を読んでいるか、似た形式で間違えていないかを見ます。

Q. 通信教育の方がよいですか?

通信教育が合う家庭もありますが、まずは市販ドリルで何が負担になっているかを確認します。丸つけ、量、紙に書く形式、親の関わり方を分けて見ると考えやすくなります。

マナより

市販ドリルをすぐ終わらせる時の家庭学習を案内するマナ

マナより

市販ドリルをすぐ終わらせる時は、速さだけを見ると親子でぶつかりやすくなります。今日は何を見るドリルなのかを一つ決め、丸つけ前の見直しや声かけを軽くすると、家庭で続けやすくなります。

家庭学習の始め方で迷う場合

市販ドリル、通信教育、宿題、親の丸つけ負担など、家庭学習で迷うことが複数ある場合は、どこから見直すかを診断で確認できます。

家庭学習の始め方チェック

子どもの様子と家庭の時間に合わせて、無理なく始める順番を確認できます。

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まとめ

市販ドリルをすぐ終わらせる子には、量を増やす前に、何を見たいドリルなのかを決めることが大切です。習慣づくり、理解確認、文字や数字の練習、苦手確認では、見るポイントが変わります。

雑に見える時は、問題文を読んでいるか、丸つけ前に見直す時間があるか、親が直す量が多すぎないかを確認します。家庭で続けるためには、ページ数よりも、親子で負担になりにくい使い方を作ることが大切です。

参考にした主な情報