年長で鉛筆の持ち方が気になる時に家庭で見ること

家庭学習・通信教育|鉛筆の持ち方

年長で鉛筆の持ち方が気になる時に家庭で見ること

年長の時期に、鉛筆の持ち方が気になる家庭は少なくありません。握りこむ、指先に力が入りすぎる、鉛筆が寝てしまう、線が濃すぎる、すぐ疲れるなど、ひらがなを書く前の段階で不安になることがあります。

ただし、鉛筆の持ち方だけを見て、子どもの書く力を判断する必要はありません。持ち方は、手の動かしやすさ、姿勢、机と椅子の高さ、紙の置き方、鉛筆の太さ、書く量などの影響を受けます。

家庭では、いきなり正しい形に直すより、まず「線を書けるか」「力が入りすぎていないか」「短い時間なら嫌がらずに取り組めるか」「鉛筆以外の遊びで手を動かしているか」を分けて見ていくと、親子でぶつかりにくくなります。

PR この記事には広告・PRを含むリンクがあります。家庭学習や教材を利用する場合は、対象年齢、内容、料金、利用条件を公式情報でご確認ください。

この記事に出てくる用語

先に短く言うと

鉛筆の持ち方が気になる時は、形だけを急いで直すより、力の入り方、姿勢、紙の位置、書く量を一緒に見ます。持ち方だけを何度も注意すると、書くこと自体が重くなることがあります。

まずは、短い線、丸、迷路、ぬりえなど、文字になる前の動きから見ていきます。ひらがなや名前を書く練習へ進む前に、鉛筆を動かすことへ少しずつ慣れることが大切です。

この記事で見ていくこと

  • 鉛筆の持ち方が気になる時、どこを見ればよいか
  • 持ち方、力加減、姿勢、紙の位置の分け方
  • 家庭でできる短い運筆の入口
  • 親子でぶつかりやすい注意の仕方
  • 市販ドリルや教材を見る前に考えたいこと
  • 家庭学習の始め方チェックへ進む目安

鉛筆の持ち方は、形だけで見ない

鉛筆の持ち方を見る時、指の位置だけに注目しがちです。けれども、子どもが書きにくそうにしている背景には、姿勢、机と椅子の高さ、紙の置き方、鉛筆の太さ、書く量などが関わっていることがあります。

持ち方だけを何度も直すより、書く環境と負担を分けて見る方が、家庭で取り組みやすくなります。

持ち方 握りこみ、指先の位置、鉛筆の傾きなどを見ます。
力加減 線が濃すぎる、紙が破れそう、すぐ疲れるなどを見ます。
環境 机、椅子、紙の位置、鉛筆の太さ、書く量を確認します。

「変な持ち方」と決めつけないことが大切です。
子どもは、自分なりに書きやすい形を探していることがあります。まずは、書きにくさがどこから来ているかを見ます。

家庭で確認しやすいポイント

鉛筆の持ち方が気になる時は、持ち方そのものを直す前に、書く前後の様子を見ます。

家庭で見たいこと

  • 鉛筆を強く握りこみすぎていないか
  • 線を書くとすぐ手が疲れていないか
  • 鉛筆が短すぎたり細すぎたりしないか
  • 紙が体の正面に置かれているか
  • 机や椅子の高さが合っているか
  • 文字を書く前に、線や丸を描くことへ慣れているか
  • 書く量が多すぎて嫌になっていないか

特に、線を書くとすぐ疲れる場合は、持ち方だけでなく力加減を見ます。鉛筆を強く押しつけていると、短い時間でも手が疲れやすくなります。

いきなり直すより、書きやすい環境を作る

持ち方を直そうとする前に、書きやすい環境を整えるだけで、子どもの手の動きが変わることがあります。

紙の位置を体の前に置く 紙が遠すぎたり斜めすぎたりすると、手首や腕が動かしにくくなります。
足が落ち着く姿勢にする 足がぶらぶらしていると、体が安定しにくいことがあります。踏み台を使う家庭もあります。
短めの量から始める 一度にたくさん書くより、線を数本、丸を少し、迷路を短くなど、終わりやすい量にします。
鉛筆の太さや長さを見る 持ちにくそうな時は、鉛筆の太さや長さ、補助具の必要性を家庭で考える材料にします。
文字ではなく線から始める ひらがなを書く前に、直線、曲線、波線、丸などで手の動きを見ます。

持ち方でつまずきやすい場面

鉛筆の持ち方が気になる時は、見た目の形だけでなく、子どもがどの場面で書きにくそうにしているかを見ます。

握りこむ 鉛筆を強く握ることで、指先を動かしにくくなることがあります。
鉛筆が寝る 鉛筆が紙に近い角度になると、線が見えにくくなることがあります。
力が強い 線が濃い、消しにくい、紙がへこむ場合は、力加減を見ます。
すぐ疲れる 長く書かせる前に、姿勢、量、鉛筆の持ちやすさを見ます。

持ち方だけを注意し続けると重くなりやすい

「そうじゃない」「持ち方が違う」と何度も言われると、子どもは書く内容よりも、注意されることに意識が向きやすくなります。持ち方を見たい時も、短い時間で、見本を見せる、少しだけ試す、できたところで終わる形にすると続けやすくなります。

家庭でできる運筆の入口

鉛筆の持ち方が気になる時は、ひらがなを書く前に、手を動かす経験を増やす方法もあります。

1. ぬりえ

枠の中を塗ることで、手首や指先を動かす練習になります。きれいに塗ることより、短い時間で終われる量にします。

2. 迷路

直線や曲線をたどるため、文字より入りやすいことがあります。細かすぎる迷路は避け、太い道から始めます。

3. 線つなぎ

点と点を結ぶ、まっすぐ線を引く、丸を囲むなど、短く終わる活動にします。

4. 大きな紙に描く

小さなマスに書くより、大きな紙に線や丸を描く方が手を動かしやすい子もいます。

5. 文字は一文字から

名前やひらがなを書く時は、一文字だけ、なぞりだけ、短い時間だけなど、終わりやすい形にします。

運筆は、文字の前の準備です。
文字を書かせる前に、線や形を描く時間を作ると、鉛筆を動かすことへの負担を下げやすくなります。

親子で疲れやすい進め方

鉛筆の持ち方は、親が気になり始めると、つい何度も注意したくなる部分です。ただ、注意が多くなるほど、子どもは書くことそのものを嫌がりやすくなる場合があります。

見直したい進め方

  • 書くたびに持ち方を直す
  • 字の形と持ち方を同時に注意する
  • 長い時間、同じ姿勢で書かせる
  • すぐ消して書き直させる
  • 鉛筆を持つたびに練習モードにする
  • 周囲の子と比べる
  • 書けた内容より、持ち方だけを見る

持ち方を見たい日は、字のきれいさまでは求めない。字を書く日は、持ち方を細かく見すぎない。このように、見るポイントを一つに絞ると親子の負担を下げやすくなります。

市販ドリルや教材を見る前に考えたいこと

鉛筆の持ち方が気になると、ひらがなドリルや運筆ドリルを探したくなることがあります。教材は選択肢の一つですが、まずは家庭でどこが重いのかを見ます。

教材を足す前の確認

  • 線を書くことは嫌がらないか
  • 持ち方だけでなく、姿勢や紙の位置も見たか
  • 短い時間なら鉛筆を持てるか
  • ひらがなより、ぬりえや迷路の方が入りやすいか
  • 親が毎回横で見る必要がある量になっていないか
  • ドリルを進めることが目的になっていないか

教材を使う場合も、1ページ全部を終わらせることより、短く、嫌になりにくく、親が確認しやすい量かを見ます。

教材を足すか迷う場合

通信教育や市販ドリルを検討する前に、教材の量、親の確認負担、子どもの反応を見ておくと判断しやすくなります。

通信教育を見る前の確認ポイントへ

よくある質問

Q. 鉛筆の持ち方は年長のうちに直した方がよいですか?

急いで形だけを直すより、力加減、姿勢、紙の位置、書く量を合わせて見ます。短い時間で少し試す形にすると取り組みやすくなります。

Q. 鉛筆を強く握りすぎます。

線が濃すぎる、すぐ疲れる場合は、力加減を見ます。長く書くより、ぬりえや短い線で手の動きを見る方法もあります。

Q. 持ち方を注意すると嫌がります。

注意が続くと書くこと自体が重くなることがあります。見本を見せる、少しだけ試す、できたところで終わるなど、短く区切ります。

Q. ひらがなドリルを使う前に何をすればよいですか?

迷路、ぬりえ、線つなぎ、丸を描くなど、文字になる前の動きから見ると入りやすいことがあります。

マナより

鉛筆の持ち方を案内するマナ

マナより

鉛筆の持ち方は、形だけを直そうとすると親子で疲れやすいテーマです。持ち方、力加減、姿勢、紙の位置を分けて見ながら、文字の前に線や迷路で手を動かすところから始めると進めやすくなります。

家庭学習の始め方で迷う場合

鉛筆の持ち方、名前書き、ひらがな、数字など、入学前後の家庭学習で気になることが複数ある場合は、どこから見るかを診断で確認できます。

家庭学習の始め方チェック

子どもの様子と家庭の時間に合わせて、無理なく始める順番を確認できます。

家庭学習の始め方チェックを見る 記事一覧へ戻る

関連記事

鉛筆の持ち方が気になる時は、鉛筆そのものへの苦手感、名前書き、ひらがな、家庭学習の量も合わせて見ると考えやすくなります。

年長で鉛筆が苦手な時に家庭で見たいこと|文字を書く前の準備 鉛筆を持つことや線を書くこと全体が気になる時に読めます。 小学校入学前に自分の名前が書けない時に家庭で見ること 名前書きと鉛筆の動きを合わせて見たい時の記事です。 年長でひらがなが書けない時に焦るべき?入学前の見方 ひらがなを書くこと全体が気になる時に確認できます。 市販ドリルが続かない時に見直したいこと|家庭学習の量と選び方 ドリルが重くなっている時に、量や使い方を確認できます。

まとめ

年長で鉛筆の持ち方が気になる時は、形だけを急いで直すより、力加減、姿勢、紙の位置、書く量を分けて見ると家庭で進めやすくなります。

ひらがなを書く前に、ぬりえ、迷路、線つなぎ、丸を描くなど、文字になる前の動きから始める方法もあります。親子で疲れすぎないよう、短く終わる量から少しずつ慣れていきましょう。

参考にした主な情報