家庭学習・通信教育|数字への不安
年長で数字が読めない時に家庭でできること
年長の時期に、数字が読めないことが気になる家庭は多いです。カレンダー、時計、ページ番号、バスの番号、靴のサイズ、テレビのチャンネルなど、数字は生活の中に多く出てきます。
ただし、数字が読めないことだけで、算数の得意不得意を判断する必要はありません。数字を読むこと、数を数えること、量を比べること、順番を理解することは、似ているようで少しずつ違います。
家庭では、いきなり計算練習へ進むより、まず数字を見つける、声に出す、生活の中の数と結びつけるところから始めると取り組みやすくなります。
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先に短く言うと
年長で数字が読めない時は、まず「数字を見分ける」「数を数える」「量を比べる」「生活の中で使う」を分けて見ます。数字が読めないからといって、すぐ計算練習を増やす必要はありません。
最初は、0から9までの数字を覚えることより、家の中や外で数字を見つけることから始めると入りやすいです。数字が生活と結びつくと、読む意味が少しずつ見えやすくなります。
この記事で見ていくこと
- 年長で数字が読めない時、どこを見ればよいか
- 数字を読む、数える、比べることの違い
- 生活の中で数字に触れる方法
- 数字練習で親子が疲れやすい場面
- 市販ドリルや教材を見る前に考えたいこと
- 家庭学習の始め方チェックへ進む目安
数字が読めない時に、まず分けて見たいこと
数字が読めないと感じる時でも、つまずいている場所は一つではありません。数字の形がまだ分かりにくいのか、数字と数の量がつながっていないのか、順番があいまいなのかで、家庭での声かけは変わります。
数字を読む力と、計算する力を同じものとして扱わないことが大切です。
年長では、まず数字の形や生活の中の数字に触れることから見ます。計算問題を増やす前に、数字を見る経験を作る方が入りやすい場合があります。
家庭で確認しやすいポイント
家庭で見る時は、問題集を開く前に、日常の中で数字にどう反応しているかを確認します。
家庭で見たいこと
- 1から10までを声に出して数えられるか
- 数字の形を見て、いくつか読めるか
- カレンダーや時計の数字に気づくか
- 物を一つずつ指さして数えられるか
- 多い、少ない、同じくらいを生活の中で使えるか
- 数字カードや絵本を見ることを嫌がらないか
- 数字を書くことまで求めると重くなっていないか
読める数字が少しでもある場合は、そこを入口にできます。全部を一度に覚えようとせず、よく見る数字、生活で使う数字から触れていきます。
生活の中で数字に触れる場面
数字は、ドリルやプリントだけでなく、生活の中でも触れられます。子どもにとって意味のある場面で見る方が、数字の読み方が入りやすいことがあります。
数字でつまずきやすいポイント
数字は、ひらがなより少ないように見えますが、形が似ていたり、読み方と量のつながりが見えにくかったりすることがあります。
数字を読めないことと、数の感覚は分けて見る
数字の形は読みにくくても、ブロックやお菓子の数を比べることはできる子もいます。反対に、数字の形は読めても、物を一つずつ数えるのはまだ難しいこともあります。どちらか一つだけで判断しないことが大切です。
家庭で始めるなら、数字探しから
数字に慣れる入口として、まずは「読ませる」より「見つける」から始める方法があります。
1. 家の中の数字を探す
時計、カレンダー、リモコン、絵本、パッケージなど、家の中にある数字を一緒に探します。
2. よく見る数字を一つ選ぶ
誕生日の数字、年齢、好きな数字など、子どもが覚えやすい数字から触れます。
3. 物を一つずつ数える
おはじき、ブロック、食器、おやつなどを一つずつ指さして数えます。声と指の動きが合うかを見ます。
4. 数字カードを見る
いきなり全部を覚えようとせず、2〜3枚から始めます。見て、読むだけで終わる日があっても構いません。
5. 時計やカレンダーへ広げる
数字の形に慣れてきたら、時計やカレンダーの数字へつなげます。生活の中で使う場面があると意味が伝わりやすくなります。
数字を書く練習は、読むことに慣れてからでも大丈夫です。
最初から書くことまで入れると負担が増えやすいため、読む、探す、数える、比べるを分けて進めます。
親子で疲れやすい進め方
数字の練習は、短いように見えても、読み方、順番、数える動き、書く動きが重なると負担が大きくなります。うまくいかない時は、量を増やす前に進め方を見直します。
見直したい進め方
- 1から10までを一度に覚えさせようとする
- 読めない数字を何度も言い直させる
- 読める前に数字を書かせる
- 計算問題へすぐ進める
- ドリルを1ページ全部終わらせようとする
- 間違えた数字ばかりを直す
- 生活の中の数字とつなげずに問題だけで進める
うまくいかない日は、数字カードを閉じて、カレンダーを見るだけ、時計の数字を一つ探すだけでも十分です。短く終われる形にすると、翌日も取り組みやすくなります。
市販ドリルや教材を見る前に考えたいこと
数字が読めないと、市販ドリルや通信教育を急いで探したくなることがあります。教材は選択肢の一つですが、まずは「読む」「数える」「比べる」「書く」のどこを見たいのかを分けます。
教材を足す前の確認
- 数字の形を読む練習が必要なのか
- 物を数える経験を増やしたいのか
- 量の多い少ないを生活で見たいのか
- 数字を書く練習まで必要なのか
- 親が丸つけや声かけを続けられる量か
- ドリルより生活の中で触れる方が合いそうか
教材を使う場合も、計算問題へ急がず、数字の形、数える活動、短い取り組みが合っているかを見ます。
よくある質問
Q. 年長で数字が読めない時、計算練習を始めた方がよいですか?
計算へ進む前に、数字の形を読む、物を数える、生活の中で数字を見つけるところから見ると進めやすいです。
Q. 1から10までは言えますが、数字を見ると読めません。
声に出す順番と、数字の形がまだつながっていない可能性があります。数字カードやカレンダーなどで、少ない数から見ていきます。
Q. 6と9、2と5を間違えます。
形が似ている数字は迷いやすいです。何度も言い直させるより、向きや形を比べながら、生活の中で見つける機会を増やします。
Q. 数字ドリルを嫌がります。
ドリル形式が合わないこともあります。数字探し、カレンダー、おやつを数えるなど、生活に近い形へ戻しても構いません。
マナより
マナより
数字が読めない時は、計算へ急ぐより、生活の中で数字を見つけるところから始めると取り組みやすくなります。読む、数える、比べる、書くを分けて見ると、家庭で何を少しずつ増やせばよいかが見えやすくなります。
家庭学習の始め方で迷う場合
数字、時計、ひらがな、鉛筆など、入学前後の家庭学習で気になることが複数ある場合は、どこから見るかを診断で確認できます。
関連記事
数字が読めない時は、数への慣れ方、時計、家庭学習の時間も合わせて見ると考えやすくなります。
まとめ
年長で数字が読めない時は、数字を読む、数える、比べる、書くを分けて見ると、家庭で取り組むことが見えやすくなります。
計算練習へ急ぐより、家の中の数字探し、カレンダー、時計、おやつや食器を数えることなど、生活に近い場面から少しずつ触れていきましょう。
参考にした主な情報